PC電源入れっぱなしで年間28億ドルの損
ソース記事:Leaving PCs on overnight costs companies $2.8B a year
Jon Swarts, USA Today, March 25, 2009

写真:nathangibbs
経済危機でコスト削減に忙しいはずの企業が、PCの電源を落とさずに多額の電気代を無駄にしている。
アメリカだけでも浪費額は年間28億ドル。排出される二酸化炭素は2千万トンに上り、自動車約400万台分の排出量に匹敵する。企業向けのエネルギー管理ソフトを開発する 1E社と非営利団体、Alliance to Save Energyが作成した2009 PC Energy Report では、アメリカではオフィスのパソコン1億800万台のうち約半数が夜間に正しくシャットダウンされていない現状が明らかになった。調査はアメリカ、イギリス、ドイツを対象に、職場のパソコンの消費電力を分析した。
電気の浪費は企業の損益を悪化させるだけでなく、環境にも影響を与える。報告書によると、世界のパソコン10万台の電源を一晩だけ落とせば、エンパイアステートビルの照明(ビルの内外とも)を30年間点せるだけの省エネ効果があるという。
「従業員は会社の電気代など気にしないし、ソフトウェアの自動更新を理由に夜間電源を落とさない方針の企業もある」と1E のCEO、スミル・カライ氏は語る。同氏によると、調査に答えた従業員の63%が、「企業はパソコンの消費電力削減に努めるべき」と回答している。
1E のビジネスパートナーであり、顧客であるDell の地球環境問題部門シニアマネージャーのマイケル・マーフィー氏は「恐ろしいほどのエネルギー浪費」だと語る。Dell は1Eのソフトウェアを活用して、世界の社内パソコン5万台の効果的な管理に乗り出し、年間180万ドルの節約に成功した。
報告書によると、パソコンを1万台使う企業であれば、一晩電源を落としただけで年間26万ドル以上の経費削減につながり、二酸化炭素の排出量も1,871トン減らすことができる。
「パソコンは大量の電力を垂れ流す」。Forrester Researchのアナリスト、ダグ・ウォッシュバーン氏は語る。「昼休み会議中など、パソコンを使わない時間も多いはずだ」